■ 革製品の保管



  保管する時の注意
 革製品の保管中に起こる問題には、カビ、型くずれ、色移りや変褪色などがあります。これらを防ぐために次のような注意をする必要があります。

  1. 保管前の手入れは普段よりも念入りに行います。汚れはカビの栄養源になるのでよく落とすこと。防カビ剤入りのクリーナーやクリームなどを使用するのもよいでしょう。

  2. 陰干ししてよく乾かします。湿ったまま保存するとカビの発生、革の劣化、硬化、移染の原因となります。

  3. 型を整え、詰め物などをして型くずれを防ぎます。

  4. 風通しのよい低温で湿気が少ない場所を選びます。

  5. 色移りを避けるために繊維製品や合成樹脂と直接接触しない様にします。特に、ビニール袋中に保管すると、可塑剤の移行などで密着する恐れがあるのでビニール袋は使用しません。

  6. 光による変褪色を防ぐために直接光が当たらないようにします。蛍光灯でも充分変色します。

  7. 保管中、天気のよい日に時々取り出して陰干しします。これはカビの早期発見にもなります。

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